就学相談とは、主に小学校に就学する前年度に、発達の気になるお子さんが、
・「通常学級」に在籍するのが適切なのか ・通常学級に在籍して「通級指導」を受けるのが適切なのか ・「特別支援学級」がよいのか ・「特別支援学校」はどうか
といったいくつかの選択肢の中から、お子さんにとってどこに在籍することがもっとも力を伸ばすことのできる選択となるのかを相談、協議する機会となります。
就学指導では、現在通っている幼稚園や保育園などの先生の意見、地域の学校や療育機関の意見、公認心理師や医師、幼児や児童の発達や心理を専門とする大学教員などの意見を踏まえ、お子さん本人や保護者の希望を考慮した上で、最終的に就学先の判断がなされます。
一人ひとりの発達の特性や教育的ニーズに応じて、きめ細やかな支援を検討するのが就学相談の役割で、お子さんにとってどのような教育環境が望ましいかを見極めることが大切です。
必ずしも小学校入学前だけではなく、小学校入学後も進級や中学校進学のタイミングで就学相談が行われる場合もあります。
(近江八幡市教育委員会)
| 年中 11月~ | 【在籍する園所での教育相談】 子どもの発達の状態や特性などに基づく教育的ニーズを確認し、就学先について相談します。 | | | --- | --- | --- | | 年長 4月 | 【申し込み】 在籍する園所から教育委員会に「就学相談」の申し込みを行います。 | | | | 【一次審議対象者(就学相談なし)】 | 【二次審議対象者(就学相談あり)】 | | | 保護者・本児・園所の意向と発達の状態や特性(発達検査結果、医学的診断、障害種別等)が一致かつ、以下のような場合 ・「特別支援学校」の就学を考えている | 一次審議対象者の条件にあてはまらない場合 ※ 以下のような場合が想定されます。 ・「特別支援学級」の就学が必要だと考えている | | 年長 6月 | 【一次審議】 近江八幡市教育支援委員会が望ましい就学先や必要な支援のあり方について審議を行います | ↓ | | 年長 6-7月 | 教育委員会担当者が、子どもの園所での活動の様子を確認します。 | 教育支援委員が、子どもの園所での活動の様子を観察します。 | | 年長 8月 | | 【就学相談】 保護者、園所、教育支援委員がお子さまにとって望ましい就学先や必要な支援のあり方についての話し合いを行います。 | | | | 【二次審議】 近江八幡市教育支援委員会が望ましい就学先や必要な支援のあり方について審議を行います。 | | 年長 10月~ | 【審議結果】 各園所に教育支援委員会での「審議結果」の内容を通知します。 | 【審議結果】 各園所に教育支援委員会での「審議結果」の内容を通知します。 | | | | 「審議結果」の内容を受けて、保護者と園所が相談を行います。最終的な就学先の意向を園所へ伝えていただきます。 |
| 選択可能な学びの場 | ||||
|---|---|---|---|---|
| 特別支援学校 | 特別支援学級 | 通常学級 | ||
| 審議結果 | 特別支援学校 → | 〇 | 〇 | 〇 |
| 特別支援学級 → | ✖ | 〇 | 〇 | |
| 通常学級 → | ✖ | ✖ | 〇 |
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※ 就学指導(就学相談)の流れは自治体によって異なる場合があります。 詳しくはお住まいの自治体のホームページなどでご確認ください。