障害のある未就学の子ども(主に0歳から6歳の就学前)を対象とした、通所型の福祉サービスです。

対象者

集団療育および個別療育を行う必要があると認められる、障害のある未就学の子ども(主に0歳から6歳の就学前) ※ 市区町村保健センター、市区町村発達支援センター、児童相談所、保健所等の意見で可 ※ 障害者手帳は必須要件ではありません

サービス内容

「児童発達支援」とは、障害のある未就学の子どもに対し、身体的・精神的機能の適正な発達を促し、日常生活および社会生活を円滑に営めるように、障害の特性に応じた福祉的、心理的、教育的および医療的な援助を通所で行うサービスです。

お子さんが日常生活や集団生活をスムーズに送れるように、それぞれの障害の特性や発達段階に合わせて、様々な支援(療育)を行います。

| 本人支援 | 日常生活に必要な動作の指導、知識・技能の習得、集団生活への適応訓練などを通じて、心身の発達を促します。 着替えや食事、トイレなどの生活習慣の練習、ボール遊びなどの運動、発語やコミュニケーションの練習などを行います。 | | --- | --- | | 移行支援 | 保育所や学校で同年代の子どもと一緒に学んだり遊んだりできるように環境調整を行います。 | | 家族支援 | 保護者からの相談対応や、子育てでの困りごとに関する助言などを行い、家族の負担軽減や精神的なサポートも行います(レスパイトケアの役割も含む)。 | | 地域支援 | 子どもが地域で適切な支援が受けられるように関係機関等と連携し、地域の子育て支援力を高めるためのネットワークの構築に取り組みます。 |

総合的な支援

児童発達支援では、将来、日常生活や社会生活を円滑に営めるように、

| ① 健康・生活 | ・健康状態の維持、改善 ・生活のリズムや生活習慣の形成 ・基本的生活スキルの獲得 | | --- | --- | | ② 運動・感覚 | ・姿勢と運動、動作の向上 ・姿勢と運動、動作の補助的手段の活用 ・保有する感覚の総合的な活用 | | ③ 認知・行動 | ・認知の発達と行動の取得 ・空間や時間、数等の概念形成の習得 ・対象や外部環境の適切な認知と適切な行動の習得 | | ④ 言語・コミュニケーション | ・言語の形成と活用 ・言語の受容および表出 ・コミュニケーションの基礎的能力の向上 ・コミュニケーション手段の選択と活用 | | ⑤ 人間関係・社会性 | ・他者とのかかわり(人間関係)の形成 ・自己の理解と行動の調整 ・仲間づくりと集団への三科 |

という5領域の視点をふまえたアセスメントを行い、生活や遊び等のなかで発達を促すオーダーメイドの支援を行います。

専門的な支援

5領域の総合的な支援に加え、専門職による機能訓練や心理指導など、5領域のうち特定(または複数)の領域に重点をおいた支援を集中的に行います。

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【利用者負担】

児童福祉サービスの利用にはいくらかかるの?

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【サービス提供事業所】

児童発達支援

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