就学している障がいのある子どもに対して、放課後や夏休み等の長期休暇中において、生活能力向上のための訓練等を継続的に提供することにより、学校教育と相まって障害児の自立を促進するとともに、放課後等の居場所づくりを行います。

対象者

学校教育法に規定する学校(幼稚園、大学を除く)に就学している児童で、障害の状態、発達段階や家庭環境等の状況から、学校終了後や休日に自立的に過ごすことが難しく、放課後等デイサービスによる発達支援を必要と認められた児童。 ※ 特別支援学級、通級指導教室対象、特別支援学校に就学している障害のある児童 ※ 医学的診断名のある方 ※ 2024年4月からは、専修学校、各種学校に就学している障害のある児童も対象

サービス内容

「放課後等デイサービス」とは、学校授業終了後や休業日に生活能力の向上のために必要な訓練、社会との交流の促進など多様なメニューを設け、本人の希望を踏まえたサービスを提供します。

本人が混乱しないよう学校と放課後等デイサービスのサービスの一貫性に配慮しながら学校との連携・協働による支援を行います。

本人支援 学齢期における発達の程度や障害特性をふまえて、個別性に配慮された環境のなかで、多種多様な体験の機会を提供して成長を促すとともに、地域社会との交流が確保されるよう援助します。
移行支援 障害のある子どもだけでなく、他の子どもも含めた集団等のなかで「共に育つ」ことができるように、地域の他の子どもや地域住民との交流、放課後児童クラブとの併行利用を進めます。
家族支援 子育てに困難さを感じているか、孤立していないかなど、家族の困り感に寄り添いながら、心理面あるいは物理的な援助を行います。
地域支援 学校と密な連携をとり、①子どもの状態や課題 ②個別の教育支援計画や学習内容 ③支援の方法などについて共有します。地域での交流の場が広がるように、関係機関や地域住民と日常的に連携します。

総合的な支援

放課後等デイサービスでは、将来、日常生活や社会生活を円滑に営めるように、

| ① 健康・生活 | ・健康状態の維持、改善 ・生活のリズムや生活習慣の形成 ・基本的生活スキルの獲得 | | --- | --- | | ② 運動・感覚 | ・姿勢と運動、動作の向上 ・姿勢と運動、動作の補助的手段の活用 ・保有する感覚の総合的な活用 | | ③ 認知・行動 | ・認知の発達と行動の取得 ・空間や時間、数等の概念形成の習得 ・対象や外部環境の適切な認知と適切な行動の習得 | | ④ 言語・コミュニケーション | ・言語の形成と活用 ・言語の受容および表出 ・コミュニケーションの基礎的能力の向上 ・コミュニケーション手段の選択と活用 | | ⑤ 人間関係・社会性 | ・他者とのかかわり(人間関係)の形成 ・自己の理解と行動の調整 ・仲間づくりと集団への三科 |

という5領域の視点をふまえたアセスメントを行い、生活や遊び等のなかで発達を促すオーダーメイドの支援を行います。

専門的な支援

5領域の総合的な支援に加え、専門職による機能訓練や心理指導など、5領域のうち特定(または複数)の領域に重点をおいた支援を集中的に行います。

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【利用者負担】

児童福祉サービスの利用にはいくらかかるの?

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【サービス提供事業所】

放課後等デイサービス

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